漸くブログサブタイトルである自組工程に入ります。
が、そもそもツールがない、何のツールが要るかも分からないので、「必要なものは全部自前で用意する」のポリシーのもと、まずは検品と重量測定しながら必要なツールを確認していきます。ということで、自組工程に入るとか言っていながら、まだ暫くは前工程。
1.フレーム DE ROSA❤️ SK Pininfarina Disk size52 #Blu Acqua
開封の儀。
こんな感じで入ってます。ガチガチ固めている感じではないですね。
bellati sportのオリジナルボトルとボールペンがおまけ。
このボトル、今見掛けません。保温機能がないので使わないだろうとは思いましたが、どこやったかな。。。
出しました。
メタリックが入った濃いブルー、サブカラーはブラック、アクセントがオレンジ掛かったレッドにホワイトの4色構成です。
付属品は、
(1)サドルクランプ下側2個(1個は使わず残ったのでなぜ2個あるか不明)、上側1個とボルト2本(固定用5mmキャップと調整用ダイヤルタイプ各1本)
(2)フロントディレイラーマウント(ダイレクト・2ピース1ピース(9/11訂正))と3mmキャップボルト2本
(3)リアディレイラーハンガー(2ピース)とボルト3本(未計測のまま装着・ホイール脱着時確認予定)
(4)スルーアクスル(フロント12mm×100mm、リア12mm×142mm)
(5)プレッシャープラグ(デローザロゴ入りトップキャップ)
(6)ヘッドパーツ(デローザロゴ入りカバー)
(7)シートピラー固定用ウス
(8)シートチューブトップのダストカバー(後述)
(9)BB386規格のボトムブラケット(FSA)
(10)BBカバー(FSA)
(11)ボトムブラケット裏蓋と2mmキャップボルト2本
(12)トップチューブのケーブル口カバー2種(1穴がディスクブレーキ用、2穴がリムブレーキ用と思われる)と2mmキャップボルト2本
(13)ダウンチューブのケーブル/ホース口カバーと2mmキャップボルト1本
(14)バッテリー用シリコンダンパー2種(スルー/クローズ各1)
(15)バッテリー用と思われるボルト(+)2本
(16)ケーブル通し用のプラスチックチューブ5本
・説明書一切なし
・ボトルケージ用ボルト付属なし(そういうもんなのか知りませんけども)
まずフレーム単体の重量を測定。
52サイズで1,179g。スーパーキングより15%軽量化したそうですが、スーパーキングを知らないので言われてもわかりません。
46サイズのヌードウェイト990gとかいういかにもイタリアンな数字(注1)をどっかで見たような気がしますが、コレは元々そんなに軽いほうではないようだし、高品質塗料を分厚く乗せたイタ車に軽量モデルなんてないのでは?
カット前のフォーク471g。
カット前のシートポスト178g。
3点合計1,828g、フレームセット1,650gってとこですか。
付属品は未計測。
検品過程で1つ気付きました!ダストカバーが無いじゃないですか。
即刻拾い物写真に書き込みしてbellati sportに「パーツに欠品があったので急いで送ってくれ!」とメール。
Andreaさんから「済まないね、直ぐ送るよ。」との返信があり、ホント直ぐ届きました。
ありがとう!Andreaさん。
そして、今の姿。
!別なダストカバー。
ショートパーツ袋の中に最初から入ってました。上のと違う、新PROTOSと同じものが。こっちの方がスッキリしてます。SKは通常上の写真、サイクルモードで展示されていたSK Diskもそうでした。凝視してきたはずの2017カタログに下のが着いた写真を(後で)見付けたものの、それ以外では私のが初めて。マイナーチェンジなのか個体差なのかイタリア人がいい加減なのか詳細は不明。
Andreaさんすいません、詐取するつもりでは無かったのですが、お金と手間を掛けさせてしまいました。ありがとうございます。ひたすら感謝します。スペアに大事に取っておきます。因みに旧式?は型にクセがあってフィット性がイマイチですが、新式は気付かないうちに落としそう。
主要3パーツの検品結果は以下の通り。
少なくとも目立つ傷や塗装ムラはなし。
塗装ムラは、強いて言えば、シートチューブトップから内側にかけてブラック塗膜の小さな滴れがあるのと、ダウンチューブのブレーキホース通しのボルト穴がブルー塗膜で塞がっているのの2点。
ケーブル/ホースを通す口が、大きいの2つ、小さいのがフォークと合わせて5箇所開いていますが、右前ブレーキ/電動/ディスクブレーキの私の車両は現状で間違いないよう。
ヘッドチューブのエッジが鋭く、指でなぞると切れそうというかカーボン繊維が刺さりそうですが、これをバリと呼ぶのかカーボンの性質なのかは不明。
チェーンステー内部にバリというか型から剥がし損ねたビニールのようなゴミが残っていました。
シートチューブ内奥の方にこれもバリというより段差と、上部には塗膜による若干の凸凹。
このシートチューブの段差は、丁度シートステーとの接続部に当たるようなので、ここより奥にシートピラーが入らないのは仕様だろうと思います。大概そこまで下げないで切ると思いますけども。
この状態が日本基準で可なのか不可なのか分かりませんが、シートチューブとチェーンステーには若干の対応をすることにしました。
まず最初に、細かいゴミを取って内部をきれいにするため、パイプクリーナーを調達。
これをフレームの各穴から差し込んで内部をゴシゴシと清掃します。金属ブラシではないので、効果も低いでしょうが傷をつけることもないでしょう。
それからエアダスターで内部のゴミ飛ばし。
使ったもののログのため商品案内を載せていますが、今のところアフィリエイト登録していないので、私は1円も儲かりません。
それからヤスリとサンドペーパーを使ってシートチューブ内部のシートポスト接触部を平滑化し、タッチペン(ブラック、因みに日産純正KH3です)で修正。
これで車体と付属品関係は終わりなのですが、並行輸入車リスクがもう1つ。
リアディレイラーハンガーです。
右に倒れると曲がる、輪行でぶつけると曲がる言われるディレイラーハンガー。因みにJekyllはリアエンドにディレイラー直付で、右に転んでもディレイラーに傷が付くくらいですが。
組んだ後にこれを壊して調達できなかったら、その瞬間私のSK Lifeが終わる恐れ。
で、SKのディレイラーハンガー、
【素材はおそらく標準のA2017ジュラルミンのブラックアルマイト】
あまり吊っている感のない、初めて見る形状。
リアエンドからのオフセット量が少ないのが結果なのか目的なのか分かりませんが、EPSのトルクへの対応かスルーアクスル剛性見合いか、いずれにしても丈夫そうで、性能的には理に適っています。転んでも壊れるのはディレイラーで、ハンガー壊すリスクは低そうですが。
これのスペアが無いうちは怖くて走れないので、まず知人の伝手を辿って現物合わせのオリジナル製作を考えます。ストレス逃がしのためにA6061などより柔らかい素材にするか、逆により硬いA7075にして剛性を上げるか、色は車体に合わせてブルーアルマイトにするか、ゴールドアルマイトにするか等々。結局オリジナル製作するとA2017でも5個10万円くらいになるため、流石に見送り。純正品をbellati sportに注文することにしました。
これが届いたのが5月6日。ハンガー現物が使えるようになったそこから製作を始めることになります。
注1:990gにするためには、日本なら必死でウェイトダウンしますが、イタリアでは990gとカタログに書くだけと言うような都市伝説。その昔、スーパーカーの頂点、ランボルギーニ・カウンタックは300km/h、フェラーリBBは302km/hという、出もしないカタログ最高速度を競っていたことは都市伝説でなく事実ですね。
9/4追記
990gというイタリアンな数値の出所は、本国カタログでした。あんなにジオメトリー見てたのに、すっかり忘れてました。カタログの表記はフレーム990g、フォーク370gでした。