ホイール新調に伴い、改めてタイヤの選択になる訳ですが。
- ボラワンからのGP5000 TLの移植はない。何よりGP5000 TLの脱着は面倒
- GP5000 TLの在庫もない。パンク耐性に満足し、2セット目を組んだ際に新たな在庫を取っていない。どっかに仕舞い忘れで出てきたらまあそんときの話
ということでGP5000 TLはデフォルトにあらず。新タイヤ購入。
テーマは、
レーシー且つクラシカルなサイドスキンのタイヤが欲しい。
Bianchi Viale Lでもお気に入り。
liprofumodellarosa.hatenablog.com
形状の「サイドスキン」と「スキンサイド」、カラーの「タン」(ベージュより暗い茶色)と「ベージュ」(タンより明るい茶色)のどれが優勢な呼称か分かりませんが、そういうヤツね。
ホイールのハイトが上がって、ブライトラベル貼って(見た目は)軽くはしたものの、(見た目を)分厚くて重たいものにしないという狙いも大有りです。
各社レースモデルには、私はこう呼びますが「サイドスキン」がラインナップされています。
コンチネンタルの呼び名は「トランスペアレント(スキン)」。
色々調べたら、スキンと呼ぶメーカーは我らが日本のパナレーサーだけで、最有力は「クラシック」でした。
それで選択したのは、ロードバイクタイヤ全体でも最新商品の1つである、
- Vittoria CORSA PRO
SK Pininfarina Disk購入時も検討したPIRELLIピレリも再び候補になりましたが、ヴィットリアを初めて選択しました。
1本1万2千円もします。
円安に原料高、メーカーが悪い訳ではありませんが、痛いです。
政策としては、「消費」税ってくらいだから消費税引き下げが消費対策には一番有効だと思いますが、「リスクがあるから対策する」なんて言ったら収拾がつかないからリスクがないことにしてしまう「原発神話」と同じです。対話不能な反対派を前に、一旦下げると上げるのに莫大なエネルギーを要することが目に見えている消費税引き下げはしない。消費税が下がらないのは、消費税引き下げ論者(というか「消費税反対派」か)のせいです。
脱線。
ヴィットリアのこのカラーは、「Black/Para(=黒/ゴム色ツートン)」です。新商品紹介の日本語では「タンサイドウォール」と称したりしていて、不統一ですけども。
もっと新しいのかな、パナレーサーAGILIST TLRは、ヒルクライマー御用達ブランドのイメージか、データ的に性能面がビハインドしているためか、眼中にありませんでした。
尤も、最新鋭CORSA PROもデータでは旧モデル(CORSA SPEED G+ TLR)やGP5000シリーズに負けています。
BRRによれば、サイズが28mmという違いはありますが、
www.bicyclerollingresistance.com
レーティングは最上の5。GP5000TL、Sではない型が落ちた方のGP5000TLに並びます。
Brand | Model | Year | Width | Weight | Road Resistace | Puncture Score | Rating |
Vittoria | Corsa Speed G+ 2.0 (TLR) 25 | 2019 | 25mm | 240g | 7.5Watts | 33 | 5 |
Vittoria | Corsa Speed G+ 1.0 (TLR) 23 | 2016 | 23mm | 205g | 8.3Watts | 31 | 5 |
Continental | Grand Prix 5000 TL 25 | 2018 | 25mm | 300g | 8.9Watts | 47 | 5 |
Continental | Grand Prix 5000 S TR 25 | 2021 | 25mm | 250g | 9.1Watts | 36 | 4.6 |
Vittoria | Corsa Pro TLR 28 | 2023 | 28mm | 295g | 9.9Watts | 46 | 5 |
(Road Bike Tires Test Results | Bicycle Rolling Resistanceから引用)
適正空気圧での路面抵抗データやサイドウォールのパンク耐性は会員Onlyなので、知りたい方は直接見てください。
大体路面抵抗とパンク耐性はトレードオフなので、圧倒的に路面抵抗が少ないかバランスが取れていないとレーティングは上がらない傾向にありまして、CORSA PROのパンク耐性はヴィットリア史上最上レベル、ウェイトはGP5000 TLと軽量化でパンク耐性を下げたGP5000S TRの間ぐらいですね。
先代CORSA(Corsa Speed G+ 2.0 TLR 25)が「トラックレース用」を謳うVeloflex RECORD TLRに次ぐ成績なので、BRRでどういう結果になるか注目していましたが、結局重量相応ということかな。ヴィットリアの新型ならトップに絡んでくるだろうと思っていたところに17番めという意外な下位でランクされたので、ランクされたことに暫く気付きませんでした。
そもそもタイヤの性能以前に人の性能が低いのだから、大事なのは実際に速いかどうかでなく雰囲気ですけども。
ということで購入したコルサ・プロです。
ヴィットリアではCORSA PRO CONTROL、CORSA、CORSA CONTROL、CORSA SPEEDを5種でサイドスキンが選べるなかでやはり最新レースモデルを選択した訳ですが、チューブレスタイヤのパンク耐性は相応に信用できそうなので荒れた路面用(CORSA PRO CONTROL)でなく、一方徹底的に攻める(CORSA SPEED)訳でもなく。
それでもパンクしてBORA ULTRA WTOを傷める心配をするなら、性能低下はあるにせよタイヤインサートによるランフラット化という方法もあるし(Vittoria(ヴィットリア)Bicycle Tires Vittoriaの商品カテゴリ TYRE INSERTS)。
©︎Vittoria
まあこれでイタリア🇮🇹色が更に強まりました。
実際のところ、ペダル、ベル、ライト、ドラレコ関係とケージマウント以外はイタリアン🇮🇹か。
まあ私がイタリア好き❤️なんですな。単に。きっと。
一番旅行している先だし。
バルブは、付属品でなくヴィットリアの80mmにしました。
カンパニョーロのバルブも評判はいいようですが、ヴィットリアの方が開口面積が広く、今回はとりあえず装着しない予定ですがタイヤインサート装着時は必須になるので。
あとカンパよりヴィットリアの方が10mm程長いかな。
バルブコアツール兼用のメタルキャップ装着で7g、プラスチックキャップ装着で6gですが、実車のキャップは別途手配済みのチタンキャップを使います。
これで3回に亘るイントロダクションを終了。