甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

Campagnolo BORA ONE 35 DB + Continental Grand Prix 5000 TL を総括しておく

DE ROSA SK Pininfarina DiskでBORA ONE 35 DBをチューブレス運用してきたタイヤは、Continental GP5000 TL 25mm。通算2セット。

 

チューブレス化についてレビューはこの辺。

【前後ともチューブレス化後の初ライド】

liprofumodellarosa.hatenablog.com

【GP5000TL 1セット目を終えてチューブレス化を振り返る】

liprofumodellarosa.hatenablog.com

 

2セット目運用中の今までタイヤに関するトラブル皆無です。

 

ここから導き出される結論は、BORA ONE + GP5000 TLによるチューブレス運用は全く問題なし。(でもそもそもチューブレス用ホイールではないのだからあくまで自己責任。)

 

精度が高くて、リムにスポーク穴がないBORAと、分厚くて堅固なビードを持つGP5000 TLの相性がいいのかもしれません。著しい装着性の悪さとのトレードオフとして。(でもそもそもチューブレス用ホイールではないのだからあくまで自己責任。)

 

いいです、GP5000 TL。マイナーチェンジしてGP5000Sになったら、「TR」チューブレスレディになりました。

所詮自転車のホイールとタイヤではビード部分からのエア漏れが抑えられない→チューブレスでもシーラントが要る→だったらタイヤ自体で空気保持層を持つ必要はない→シーラントを使用する前提で軽量化、ということで退化ではなく最適化ではあります。

 

たかだか30〜40km/hの領域ですが、このパターンは空力にもいい影響を与えている筈。

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私としては経験上唯一つの組み合わせであり、偶々当たりを引いただけかもしれないので、あくまで個人の感想ですが、

  • 乗り心地は確かにいい(私は空気圧高めですが、それでもクリンチャーのGP4000S2より手やお尻に伝わる微振動は遥かに少ないし、跳ねる感じがない)
  • 速いかどうかはローポテンシャル+トレーニング不足+年齢的に下り坂の私の脚力では分からないが、いつもの江戸川CRでアヴェレージ最速を記録したのはこの組み合わせによる
  • 60km/hのスピードレンジでも安心、ハイスピードコーナリングでも安心(グリップ感が高く、特にコーナリングでの安心感はGP4000S2よりかなり上)
  • 1週間で90psi→50psi未満までエア圧は低下するが↓
  • ローディーなら毎週空気入れている筈なので、チャージサイクルでは変わらない
  • そして1セット目フロント4,302km・リア4,042km、2セット目前後1,658kmでパンクトラブル0

まあ気になるのは、「GRANDPRIX」がステルスのため、「5000TL」がオフセットして「上」側の「CONTINENTAL」と対称に見えないという点でしょうか。

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クリンチャーBORAは、チューブレス運用一択でオケ。折角のBORAなんだから、より良い運用をしましょう。勿体無いです。

(でもそもそもチューブレス用ホイールではないのだからあくまで自己責任。)

 

それでBORA、うちのボラワン・クリンチャー。

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高次にバランスの取れた高性能ぶりに、私は「万能の天才」と何度も称しています。

尤も私は、このボラワンしか知らないんですけどね。

 

ブレーキ面があるかないかだけでリムブレーキ版と同じと思しきリム。そしてブレーキ面の分だけ外側に余裕があるラベル。

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ラベルの高さは内側に向かっての高さであって、35 DB用にラベルハイトを上げるために外側に伸ばすにはRを大きくして再設計しないといけないので、まあやりませんわな。
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  • 「BORAらしさ」を最も体現しているというナローリムもリムブレーキモデルも乗ったことない。
  • 50も80も乗ったことない。
  • そもそも巷に言う「BORAらしさ」がどういうもんなのかも知らない。

なんですけども、定量的な性能を定性的に表現するとこんな感じでしょうか。

  • 未だ第一級(超一級ではない)の軽量性
  • ハイプロファイルには譲っても空力はミディアムハイトとしては(多分)優秀
  • スムーズなUSB
  • 私レベルでもしなやかさを感じる一方でヨレや撓みを感じさせない高剛性

もっと定性的に表現すると、

  • 登れて、
  • 加速が良くて、
  • 高速巡行性も高く、
  • 横風に強くて。
  • 乗り心地もいい。

山から冬の海岸まで気持ち良く走れる万能性でしょうか。

 

これが「BORAらしさ」かどうか知りませんが、踏んだ後に「ギュン」と来る加速性はあります。が、一般にそういうのはリニアに出た方が優秀だと思うので、いいのかどうかは何とも。

「ギィーーー」というラチェットの爆音で、他人様より巡航速度高めの私としては追い越しも楽。

そして何よりも平織カーボンのリムと8組24本のディスクブレーキ用G3スポーク組みの美しさ。

 

乗り味を比べたことがないので客観性に欠けますが、まさに「万能の天才」。

満足度の高いホイールだと思います。

 

まあ新品買うなら、より新しくてリムテープで重量差が逆転するであろうBORA WTO 33を買った方がフツーにいいとは思いますけどね。

BORA ONEクリンチャーを持っている人の運用や、中古のBORAが欲しい人、そして旧デザインのブライトラベルの方がいいと思っている人にはこっちです。

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まあGP5000TLがとりわけ頑丈とか偶々相性がいいという可能性はありますが、兎に角パンクトラブルからすっかり解放されているんだから、BORA ONEのチューブレス化は間違いなく正しい選択でした。

 

フラットから登りは脚力の私には評価は難しいとして、攻めても不安感ないことを書いたのはこの辺の投稿です。

liprofumodellarosa.hatenablog.com

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BORA ONE DBはチューブレス運用です。(でもそもそもチューブレス用ホイールではないのだからあくまで自己責任。)