甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

帰省3日めのライド 木地山ダムまでの往復71km

タイヤにエアが入った今日9月11日月曜日、目論見より1日遅れましたが、帰省初回SK Pininfarina Disk RIDE開始。

Campagnolo EPS V3は、凡そ1ヶ月前にチャージした際のオドメーターが10,048km。その後2回225km走っただけなので帰省前は10,273km、あと500km前後走れる計算ですが、ヒルクライムが多いのと、想定残量以上走ることを期待して帰省前にチャージしておいたので、バッテリーはフル・チャージ状態になっています。

 

まずは、ゴールデンウィークに車で行った長井ダムの先、木地山ダムまで行くことにします。

damnet.or.jp

damnet.or.jp

堰体頂の標高で470m、大した奥地でないような数字ですが、堰体頂414mの長井ダムから520mの峠を超えてダム奥の400m合地沢橋を通過して更にすれ違い不能な1車線道路を6km、548mの峠を越えて辿り着くのが木地山ダム。

里からの距離は大して遠くないですが、アクセスが著しく悪いダムです。

 

8時にはもう暑くなっていた本日は、最低気温22℃、最高気温は33℃の予報。

8時半スタート。

 

昨年8月の大雨で今泉〜坂町間が不通になっている米坂線長瀞踏切。

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1年電車が走っていないだけで、草に埋もれて廃線のような佇まい。

 

JR東日本の試算によると工期5年・費用86億円だそうです。

7月には地元高校生による署名活動がニュースになっていまして。

www3.nhk.or.jp

「高校生が」というか、地元川西町のNPO法人の活動のようですけども。

嘗ては日本海と太平洋を結ぶ重要路線でしたが、今は赤字路線。今も走っている米沢-今泉間以外は経済的にはなくていいというのが現実で、今の代行バスの方が本数を多く走らせているそうです。復旧についてのJR東日本からの協議申入れには山形県新潟県とも応じるそうですが、「あくまで災害復旧を出発点に」でなく赤字問題も合わせて協議し、新しい地域交通のあり方を考えた方がいいと思います。

関東大震災からの復興も大東亜戦争からの復興も、復旧でなく新しい都市や新しい国の建設に取り組んだことが、後の発展の礎になったんだと思いますよ。

私は公共交通については自治体と共同してバス運行にするとか、交通網という点ではR113の高規格化乃至複線化を進める方がいいと思いますが、高校生は是非ともエコノミクスやサスティナビリティの観点から議論に参加すればいい教育になるのでは。

 

長井ダム手前の深い谷。
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登っていく谷はそんなに狭くないのですが、接近するまで見えない長井ダム。大型重力式コンクリートダムです。

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ダム湖
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旧菅野ダムの堰体があった場所に掛かる竜神大橋と、

菅野ダム堰体の遺構。

更に進みます。

合地沢下流

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湖面は遥か遠く。ボートには乗れるのでしょうか。

合地沢上流。
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憧れの三体山、柴倉山は、ルートがない夏はシーズンではありません。


選択したギアを基準にすると、フロントをインナーに落とした合地沢に向かう登りがここまでで一番キツいです。ゴールデンウィークに車で来た際に一番キツそうという印象を持った合地沢からの復路登りはフロントアウターのまま53T-21Tでした。

 

このルートでは、合地沢から木地山ダムへの峠548mを下り始めたところだけ、大朝日岳山頂が見えました。
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いよいよ険道本番。

ガードレールのない1〜1.5車線道路を登ったり降ったり。

路面自体は総じて綺麗めで、ロードバイクでも問題なく。

ピークからは80m程下り、到着寸前に漸く見えてくる木地山ダム。

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1960年竣工のなかなか古いダムですが、中空重力式コンクリートダムとしては日本で最も小さいそうです。
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祝瓶山1,417mが見えてきました。

祝瓶山のピラミダルな姿が映えます。
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湖岸道路は初め舗装ですが、1km程進むとダートになります。暫くは真砂混じりのフラットダートで、ロードバイクでも進めます。

更に3km程進み、一般車通行止めとなった先は、凹凸のある柔らかい路面となって進行が困難なので、引き返します。

 

祝瓶山の登山口に当たる祝瓶山荘は更に6km先にあります。往復12kmの林道を走って登るってのは、トレイルランナー的にはいいコースですが、果たしてR32GT-Rで車道終点まで来るかというと、待避所は豊富とはいえこの細道を9km、厳しいかな。

 

ブナ林が秋の紅葉期には大変綺麗らしいです。でもすれ違いを考えると、来訪者が増える時期には車では遠慮したいです。
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深山の清流が流れ込むところなので、ダム湖としては青い湖面がまた綺麗です。
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こういうところへのアプローチのために電動アシストのMTBがあればなあとか思いましたが、車で無理なくアプローチできるギリギリから先のアシがあればいいのだから、電動アシストのフォールディグバイクの方がいいか。

お金に余裕のあるときにワイズ船橋にBESV PSF1でも見に行こうかしら、っていうか、優先順位の低い投資だから止め止め。

 

今回の帰省の際に達成したかった目標を1つ達成し、あとは脱兎の如く実家へ。正味3時間ちょっとなので、カテゴリーとしてはショートライドでした。

 

【Runmeterによる走行データ】

スタート: 8時32分
バイクタイム: 3時間09分31秒
停止時間: 22分33秒
距離: 74.01km
平均スピード: 23.43km/h
最高スピード: 65.09km/h
登り: 906m(Stravaでは1,427m)
降り: 910m
消費エネルギー: 2,161kcal
平均出力: 131w