甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

SK Pininfarina Disk ドライヴレコーダー更新

新しいフロントカメラが届いたので、SK Pininfarina Diskドラレコセットを三度(みたび)更新しました。

 

届いたのは、DRIFT GHOST XL PROです。

greenfunding.jp

7月から使っているGHOST XLの上級最新4Kモデルです。

Ghost XL Prous.driftinnovation.com

実際には、GHOST XL PROを4月にクラウドファンディングでオーダーしたものの、届く前にCycliq Fly6 CEが言うことを聞かないのに我慢ならなくなったので7月に急ぎAmazonでXLを手当てしたという経緯があり、最近買ったという気が全くしないのですけども。

 

メーカーの開発に合わせて最先行レベルでの発売ということだったのですが、

  • 当時の代理店想定販売価格はかなり高かったが、本国公式プライスは$250と思いの外安く発売され、今より大分円が高い時期にオーダーしたにも関わらずかなり高い買い物になった
  • Amazonではもっと早くもっと安く発売された

ということで、この手の支援色の薄い商品でのメリットは早さと安さだと思うのですが、クラファンで買った意味皆無でしたね。「騙された」とか「詐欺じゃないか」と言うと悔しいから言わないだけっていう感じです。

商品に興味のある人は、Amazonで買いましょう。Primeだし、メーカー公式みたいだし、在庫あるし、本国Priceより15%くらい安い破格値です。

 

ここまでの経緯です。

ドライヴレコーダーは2020年の2月から使用していましたので、これまで2年半運用。

liprofumodellarosa.hatenablog.com

liprofumodellarosa.hatenablog.com

 

1.Cycliq Fly6 CE

一度言及していますが、電源スイッチがバカになったっぽく、充電中(Power On状態)にBluetooth接続して録画をスタートして放置するという手法を採れば作動するのですが、外に出てから操作しようとするとどうもなりません。

liprofumodellarosa.hatenablog.com

リアカメラとリアライトのセットとして考えれば非常にコンパクトで、公称7時間もつバッテリーは実際6時間もちます。6時間ではフル充電スタートしても帰宅するまで持たないことがあるので実際あと1時間頑張って欲しいところはありましたし、最近は劣化も進んだでしょうけども。Gen.3が出た後もGen.2に当たるCEの方が人気だったようですが、ライトが明るくて(明暗は調節可能)バッテリーライフが長いという、スペック上どう考えてもCEの方がいいからでしょう。外部給電できるGen.3は「もう1時間」とかブルベ対応ができますが、雨が降ったらアウトだし。

そういうことで普通のサイクリストのリア用ドラレコとして考えれば未だファーストチョイスはFly6 CEだと思いますが、この電源ボタンの動作がストレスになったので、外しました。

いやぁ、このコンパクトさ、やっぱりいいな。

でも私のはスイッチだけでなくバッテリーの具合も悪いようだし、SDカードの認識も不安定なので、処分だな。

 

2.MIDLAND XTC290(+Anker PowerCore+ mini)

使用可能SDカードの容量は大きいし、ループ録画できるし、東日本の私には関係ないですが信号写るし、ドラレコ用途では当時最高のアクションカメラで、連続録画時間2時間(競合と同等)というバッテリーライフの弱点は、これも当時できない競合が多かった外部給電による動作が可能なので、Anker PowerCore+ miniを接続すれば8時間ぐらい使える計算でした。

最大の弱点は画質です。フルHDの解像度は別に悪くありませんが、カラーバランスが悪いです。ホントにソニーのセンサー使っているのかよという感じで、Fly6 CEと同じライドの映像を見ても、セピア色に燻んだ感じが渋いです(笑)。

まあカメラはコンパクトでもバッテリーとセットが前提なので、見た目がゴチャゴチャするのも弱点で、その辺色々考えて、DRIFT GHOST XL導入とFly6 CEの退役に合わせ、リアに移動しました。

ただ、水を被るリスクが高いリアでの使用は、バッテリーの防水接続ができない以上、GHOST XL PROが届くまでのテンポラリー扱いでした。

 

ところでGHOST XL購入より前、更に遡ってGHOST XL PROオーダーより1年以上前に購入していたGoPro HERO9ですけども。

liprofumodellarosa.hatenablog.com

SK Pininfarina Diskでの使用は未遂に終わりました。やっぱりね、画質がよくても手ブレ補正が優秀でも、敢えて外部給電が必要なアクションカメラ、而もXTC290より大きなHERO9に置き換える理由はないよねと。EPSインターフェイスとの干渉を回避すると装着位置も結構低くになるし。

自動車や自動二輪車で使うなら車両のバッテリーから給電できるので問題ありませんが、R32GT-Rのドラレコリアカメラとして使うには夜間画質が低いし、GPZ400Rにも専用ドラレコを着けてしまいました。モトチューバーを全く目指していない私には愈々HERO9が活躍する機会ないな。

 

3.DRIFT GHOST XL

それでDRIFT GHOST XLをフロントカメラとして設置していた訳ですが、

liprofumodellarosa.hatenablog.com

本命のDRIFT GHOST XL PROが届いたので、GHOST XLはリアに移動しました。

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GHOST XLのフロントカメラ歴は短いですが、画質はまあまあ、カラーは自然、公称9時間のバッテリーライフはロングライドでも問題ないようです。

元々単体使用を前提としたヘルメットカメラ、フルHDで防水で6軸手ブレ補正で9時間駆動で、1.5万円。どれくらい保つか品質懸念のチャイナメイドですが、GHOST XLのコストパフォーマンスは控えめに言って最高でしょう。

カメラそのものに起因する訳ではないSDカード問題で十分な検証ができていませんが、これから分かるでしょう。尤もあまり長期に亘って使う予定はないのですけども。

XTC290はここで退役します。

 

因みにFly6 CEがなくなるとリアライトもなくなりますが、Fly6 CEに劣らない明るさ+ストップランプ機能があるレザインのZECTO ALERT DRIVE REARを導入しています。ロードバイク的にはサイズが過大だと思いますが、大事なのは安全。

明るいとはいえシートポストに設置するとカメラに遮られて効果が大分減じてしまうため、ロングストラップに付け替えて、もう少し低いシートチューブに設置しています。

 

4.DRIFT GHOST XL PRO

中国から直送されました。

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化粧箱を開けます。XLと全く同じサイズ、というか同じ筐体です。中身が詰まって12g増の145gです。
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分厚いインターナショナル版マニュアルと、折り畳みの日本語版マニュアル。日本語版は開いてもいないのでXLとの比較もしていませんが、本誌には英独露仏西伊韓中と8ヶ国語もあるのにそこに日本語がないってどーいうことなのかしらと思います。

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基本ヘルメットカメラなので、初めからヘルメット用クリップが付いているのはいいとして、紙の台座を破るかボルトを抜くかしないと外れないというのは、日本よりも治安の悪い国の店頭での展示が想定されているのでしょうか。
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で、カメラらしく本体はカメラネジ穴が切ってある訳ですが、これが曲者。
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レックマウントに吊るには、実際にはGP-CN-Aを介するくらいしか方法がないんじゃなかろうか。因みにGP-CN-Aの細いネジは何に使うのか知りませんが、邪魔なので外します。

まあGHOST XLで既にやっていることなので、チャッチャと装着します。
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実車装着。
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GHOST XLはダブル用ベースアダプターGP-Double1から直で吊りましたが、今回GHOST XL PROは35mmの延長アダプターを介すことにしました。
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フロントブレーキホースとの干渉が気になっていたもので。

 

ということで我がSK Pininfarina Diskドラレコは第3世代になりました。
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フロントのGHOST XL PROのバッテリー駆動時間が公称7時間と短い点については、ヴィデオモードをフルHDとかフレームレートを30fpsとかにしたら下位機種GHOST XL並みに伸びるんじゃないかと期待している部分はあります。が、所詮デジタルであろうとはいえ6軸手ブレ補正とかノイズリダクションマイクとかその辺にも期待している訳ですが。
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あ、脱落防止のストラップ付けとかないと。

 

SK Pininfarina Diskのドライヴレコーダー歴を一覧にすると、こんな感じになります。

作動効率にもよるのでバッテリー容量=バッテリーライフではありませんが、容量は史上最少になりました。XL PROの公称7時間はFly6 CEと同じなので、ひょっとしたら1ライドには足りなくて、モバイルバッテリー携行を考えた方がいいのかもしれません。バッテリー側はUSB-Cでいいとして、デバイスのインターフェースがLightningとmicroUSBとUSB-Cというところが面倒くさいですけども。

外したカメラ類の実駆動時間を計測してみました。

Cycliq Fly6 CE:-(いよいよ不調で計測できませんでした)

MIDLAND XTC290:53分(公称の半分)

MIDLAND XTC290 + Anker PowerCore+ mini:10時間40分

劣化か最初からそんなもんなのか、XTC290のショートライフは想像以上でしたが、Power Core接続時のロングライフも想像以上。XTC290の燃費は想像以上に良い模様。